◆介護職47%が医療行為/八戸大准教授調査
八戸大の篠ア良勝准教授(介護労働学)が全国の介護従事者を対象に行った調査で、介護士やホームヘルパーなどには認められていない医療行為を経験したことのある人が47.3%に上ることが13日までに分かった。介護従事者の人手不足が深刻化する中、現場では事故の不安を抱えながら医療行為をやらざるを得ない実態が浮かぶ。
厚生労働省の二〇〇五年七月の通知によると、介護従事者が行ってもよい医療行為は、体温や血圧の測定、軽微な傷口の手当て、軟こうの塗布など計十六項目。一方、インスリン注射やたんの吸引、床ずれ部のガーゼ交換などは、専門的な医療知識が必要となるため認められていない。
介護従事者による医療行為の実態を調査するため、〇七年六―九月、青森県など全国十三都道県の介護従事者五百人を対象にアンケートを実施。ホームヘルパー百六十三人、施設職員七十四人の計二百三十七人から回答を得た。回答率は47・4%。
それによると、約半数に当たる百十三人が「医療行為を経験したことがある」と回答。
ホームヘルパーが経験した医療行為で最も多かったのが「床ずれ部のガーゼ交換」の27・6%。「たんを出す手助け」が7・4%で続いた。
施設職員では「たん吸引の処置」が29・7%と最多で、「便のかき出し」が27%だった。
医療行為を行う理由として、ホームヘルパーは「利用者からの依頼」(18・3%)「家族からの依頼」(16・9%)が目立った。施設職員は「看護師からの指示」(40・6%)が際立って多かった。
介護従事者による医療行為は、人手不足などを背景にやむを得ないとの声がある一方、現場では「正式な研修を受けていないので不安」「責任の所在があいまいで怖い」との声も少なくないという。
篠ア准教授は「介護従事者は業務は増えても報酬は増えず、医療事故に対する責任だけがのしかかっている」と指摘する。
(デーリー東北2009/5/14記事より抜粋)
事故が起きていないから大丈夫、簡単な行為だから大丈夫、というわけには行かないのではないでしょうか。改善に向けて動くべ箇所だと思われます。
2009年05月14日
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