◆認知症の悩み「110番の家」で 南丹・八木中心に広がり
福祉施設での実習などを通して認知症について学んだ住民が、近くの患者や家族から症状や介護に関する相談に乗る取り組み「シルバー110番の家」が、南丹市八木町を中心に広がりつつある。
社会福祉法人「未生会」(同町諸畑)による独自の取り組み。認知症は、早期発見と適切な支援により、進行を遅らせて自宅生活もできる。しかし、丹波地域では、重症化するまで行政などに相談しないケースも多く、高齢者の福祉施設も不足している。
このため、地域の相談窓口で認知症の早期発見を促し、支え合う仕組みをつくろうと、2007年2月に始めた。
相談を受ける人は、同法人の職員の講義を受け、グループホームなどで5時間の実習をする。その後、自宅に「認知症介護無料相談所シルバー110番の家」というプレートを掲げ、無料で相談に乗る。相談内容は、場合によっては法人に伝え、専門知識を持った職員で対応する。これまでに、同じ話ばかり繰り返す▽財布があるのに、盗まれたと騒ぐ−などの相談が「110番の家」に寄せられている。
現在は、同市や亀岡市、京都市西京区の18軒が登録しており、今夏には南丹市八木町で10数軒増える予定という。2年前に登録した主婦廣瀬和子さん(68)=同町八木=は、自身と夫の両親を介護した経験があり「自分もいつか通る道。住み慣れた地域で暮らせる輪をつくりたい」と話す。
取り組みの中心になっている、同法人の片山直紀さん(44)は「高齢化が進み、行政や施設だけでなく、身近な地域の支援が求められている。認知症は早期発見が肝心なので、何でも気軽に相談して」と話している。
(京都新聞2009/4/24記事より抜粋)
超高齢化社会を迎える現在、こういったしくみづくりが重要なのかもしれません。
2009年04月24日
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